Contemporary Art・Art

BIWOKO BIENNALE 2022 起源~ORIGIN 彦根エリア

国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2022 “起源~ORIGIN”
会期:2022年10月8日~2022年11月27日
場所:近江八幡エリア、彦根エリア 

今回は、鳥居元エリア、彦根城エリアの作品紹介になります。近江八幡エリアはこちらから🔗
沖島エリアは今回も行くことができず、今期は断念しました。ちなみにPre BIWOKO BIWAKO 2022🔗で紹介した多くの作品をこのエリアで見ることができます。

まずは鳥居本エリアから

JR彦根から近江鉄道に乗り換え次の駅「鳥居本」を目指します。2両編成のローカル線で、竹藪やトンネルを抜けて鳥居本へ。下車しようと扉が開くのを待っていたのですが、しばらくすると動き出してしまいました。なんとローカルバス方式で、一番前の扉から切符を回収箱に入れて下車する方式だったんです。次のフジテック前で下車し、折り返しの電車を調べるとなんと40分待ち(;’∀’)なんとなく歩けそうだったので、鳥居本まで徒歩で戻りました。秋晴れの中、田んぼのあぜ道や国道(交通量が多いので要注意です)を20分ぐらい歩いて戻りました。駅に戻る手前にアート作品の展示があり本来とは逆コースでの鑑賞ではありましたが、ラッキーでした。

鳥居本は旧中山道の宿場町として栄えた地域です。腹薬「赤玉神教丸」でよく知られている有川家(有川製薬)や雨合羽を販売していた木綿屋など、古い商家の中にアート作品が展示されています。その古さや暗さが趣を与え、作品がより際立って見えます。また鳥居本駅舎は赤瓦に腰折れ屋根(マンサード)を持つ駅舎で、煙突もあり童謡に登場するような可愛い外観を呈しています。登録有形文化財にも指定されています。作品は以下の4箇所で展示されていました。

H-12 有川家 塩見亮介
H-13 有川家住宅別邸 市川平、西島雄志
H-11 木綿屋(元合羽店) 野田拓真、度會保浩
H-10 鳥居本駅舎 三木サチコ

塩見亮介作品の狐や猪、鷲などの面と組み合わされた甲冑は畳の間で見ると重厚感があり、落ち着いて見えます。西島雄志作品は「鳳凰」が近江八幡エリアで展示されていますが、こちらでは「瑞雲」「神鹿#1」「神鹿#2」の3作品が市川平の特殊照明に照らされ、幻想的に浮かび上がります。野田拓真の「REASON」と題された巨大な屏風や度會保浩のガラスで作製された置物は旧家の日本の庭園に相まってとても綺麗です。鳥居本駅舎では三木サチコのどこかレトロ感漂う「flower-nec TORIIMOTO ver.」が天井から見下ろしています。羽根がないので天使ではないのよね?

ランチは鳥居本の駅から徒歩10分弱の「百百百百」で十割手打ちそばをいただき、タクシーで彦根に戻りました。(1500円くらいで戻れます)

鳥居本エリア
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。



ここからは彦根城エリアの作品紹介です。

まずは彦根城の作品から。作品展示は以下の4箇所。

H-6 玄宮園 細井篤
H-7 楽々園 野田拓真、度會保浩
H-8 彦根城 天秤櫓 池原悠太、オージック
H-9 彦根城 西の丸 三重櫓 イシャム・ベラダ、三木サチコ

玄宮園の細井篤作品「月のペリカン笑うゾウ」・・ペリカンはなんとなくわかるんですが、ゾウですか??う~~ん・・笑ってるの??どの方向から見ればいいか悩みましたが、結局どこからみてもよくわかりませんでした。まあ、それもよしです。楽々園の野田拓真作品「PARADISE」は見る方向で立体的に見えます。キラキラしていて綺麗です。度會保浩作品は鳥居本と同じくガラスの置物ですが、作品の展示方法が凝っていて、お庭の紅葉の赤や木々の緑が台座に写りこみに芸術的です。
彦根城の天秤櫓では池原悠太の「泰平」「白き西の紅葉」「黒き北の積雪」と銘打られた巨大な屏風の3作品と、オージックのビデオインスタレーションを見ることができます。また西の丸 三重櫓ではイシャム・ベラダのビデオと三木サチコ作品が展示されていました。

彦根城エリア
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。



彦根城周辺は展示作品が多いことから、展示場所のみ紹介し写真のみアップします。
H-1 元 近藤呉服店
H-2 中野家具2号館
H-3 伊藤邸
H-4 山の湯(元銭湯)
H-5 スミス記念館

作品の詳細は公式サイト🔗でご確認ください。
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。



ということで駆け足で作品の紹介をしました。市庁舎で展示された作品以外は彦根エリアはコンプできました。2年後はどんな作品に出会えるか楽しみです。

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