Contemporary Art・Art

虚影蜃光 ー Shell of Phantom Light

虚影蜃光 ー Shell of Phantom Light
会期:2023年4月8日〜9月18日
会場:21世紀美術館 デザインギャラリー
主催:金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
協力:株式会社サキヤマデザイン

工藝美術家・池田晃将さんの個展が21世紀美術館内のデザインギャラリーで開催されていました。
今回は池田晃将さんの初期から現在に至るまでの作品に通底する想像力の源を辿る展覧会とのことで、螺鈿技法を用いて数字や電気信号といった実体のないものなどを描写する作品に加えて、彼の所蔵品である書物や標本などが一緒に展示されています。前後期に分けて全14点の作品が紹介されるそうです。


作品に影響を与えたのは、SF漫画や映画・ゲームの類。そこに近年飛躍的に進化した3D CADとレーザーカッターというテクノロジーを駆使することで、近年では「電光」シリーズが生まれています。

「螺」は貝を、「螺」はちりばめるを意味しています。作品に仕様される幾何学的、あるいは数字であったりする螺鈿は、本当に微細!! 会場内では拡大鏡で細かな螺鈿を拡大してみることができます。それを漆塗りされた木箱に手作業で貼り付けていくのですから、大変です。

展示作品は、螺鈿のきらめきがよくわかるよう、小型ライトが作品を照らしています。見る方向で、様々な色に輝く作品に深く引き込まれます。魅了される輝きを放っています。

国立工芸館で開催中の「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」には、ポケモンに登場するヒトカゲやゼニガメといった想像上の生き物を螺鈿技術で表現した4作品が展示されています。国立工芸館はのポケモン展は大人気で観覧者も多いので、こちらの方がゆっくり、じっくり鑑賞する事ができます。

作家さんは、1980年代生まれとお若いので、今後も新しい技術を使ったアイディア溢れる素晴らしい作品をまだまだ見せいただけるのではと期待しています。

ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。

 

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