Contemporary Art・Art

榎 忠: Pumice(パミス)

榎 忠: Pumice(パミス)

会期:2022年08月27日~2022年09月24日
場所:ギャラリーノマル

ギャラリーノマルでは16年ぶりとなる榎忠の個展「Pumice」が開催されています。Pumiceとは軽石のことです。パミスとファントム戦闘機が組み合わされたDMをみて、真っ先に思ったのは沖縄でした。最近の榎忠作品は2018年の琵琶湖ビエンナーレで、大量の薬莢が砲塔とともに渦高く積み上げられた作品が印象に残っています


今回はどんな作品が展示されているのか、ワクワクしながら、初日のノマルを訪れました。
ドアを開けると、白い壁と床が無数の黒いパミスに覆いつくされた空間が出現!!そしてパミスの上を大小のファントムが同方向に飛行しています。シルクスクリーンによる大規模なインスタレーションです。正面奥の一画だけに黒で囲まれた赤い柱がみえます。地底(地殻)から吹き出るマグマだそうです!!海底火山が爆発し、噴出した軽石が日本各地の海岸に流れ着き、特に沖縄方面は甚大な影響を及ぼしたニュースは記憶に新しいです。

自然が与える驚異=いわゆる自然災害と、人類が与える驚異=いわゆる人間同士の争いなどによる人為的災害、2つの異質な脅威を1つの空間で表現されているインスタレーション、すごいです。見る人の置かれている立場や環境が違うと、違った印象になるんでしょうねえ。誰もいない空間で、いろいろ考えながら長い時間浸っていました。2Fにはアクリルケース入りの軽石がそっとテーブルの上に置かれていました。

初日とあってアーティストの楠さんにもお会いでき、お話もさせていただきました。すでに70歳代後半とのことですが、作品に対する考え方は、今の若いアーティストさんにも参考にしてもらいたいほどエネルギーに溢れておられました。これからも末永く活躍していただきたいです。

ちなみにファントムはアイロンプリンで1つ1つ貼り付けられたものだそうです。膨大な作業量ですねえ(;’∀’) またDMに描かれたファントムと壁に貼られたファントムは少し違うらしいです。DMのファントムは一部赤と黄色の色付き・・そこ?そこ?そこ??(;’∀’)(;’∀’)(;’∀’)

作家さんにお願いして写真を撮影させていただき\(^_^)/、帰りに、絵は予算以上で買えないけど・・缶バッチ3種類を購入。手の届く範囲で楽しんでます。ノマルさん、ありがとう!!今回の台紙はパミス!!素敵です。

post card


作品リスト



ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。


関東にお住いの皆様へ
銀座 蔦屋書店でギャラリーノマルの回顧展が開かれます。ご興味のある方は足をお運びください。私のおすすめギャラリーです!!

「Since 1989 NOMART ーアーティスト×工房展ー」

 

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