Contemporary Art・Art

モネ 連作の情景

モネ 連作の情景
会場:大阪中之島美術館 5階展示室
会期:2024年2月10日~2024年5月6日
主催:大阪中之島美術館、関西テレビ放送、産経新聞社
後援 :在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ、大阪市教育委員会、堺市教育委員会、公益財団法人大阪観光局、山陰中央テレビジョン放送、岡山放送、テレビ新広島、テレビ愛媛、高知さんさんテレビ、テレビ西日本、ラジオ大阪、FM802、FM COCOLO
企画 :ハタインターナショナル
特別協賛:にしたんクリニック
協賛 :第一生命グループ、NISSHA
協力 :KLMオランダ航空、日本航空、ルフトハンザ カーゴ AG、ルフトハンザ ドイツ航空、ヤマト運輸
監修: ベンノ・テンペル(クレラー=ミュラー美術館館長 / 前デン・ハーグ美術館館長)
監修協力 :マイケル・クラーク(元スコットランド・ナショナル・ギャラリー館長)
日本側監修: 島田紀夫(実践女子大学名誉教授)


さて、さて、モネ展、やっと行ってきました。日本人はモネ好きが多いので、会場は土日祝日関係なく連日大盛況。いつまで待っても空かないので、福田平八郎展に行った時に、美術館の方にお聞きしたところ夕方16時を過ぎるとぐっと人が減るとの耳寄り情報をゲット!とりあえず平日の16時前後をめがけて行って見ました。

それでもなかなかの人です。展示作品は全部で75点。そのうち3作品はすでに展示終了( ;∀;)と少なめです。でも、これくらいの作品数でないときっと大混雑でしょうねえ。会場内は5つの章にわけられており、4章と5章の後半の作品の10作品は以外にも写真撮影可能でした。

1章「印象派以前のモネ」
モネの初期の作品が展示されています。日本初公開の《ルーブル河岸》や、のちにモネの妻となる女性が描かれた《昼食》に多くの人が見入っておられる中、私は《桃の入った瓶》が目に留まりました。桃好きなんです、私( ´∀` ) 美味しそう~~~

2章「印象派の画家、モネ」
1870年代から1890年代に描かれたセーヌ川流域の風景画の数々です。自在に移動し戸外で制作できるアトリエ舟・・そんなのがあったんですね。

3章「テーマへの集中」
ノルマンディー地方のプールヴィルの海岸や、エトルタの海岸にある奇石ラ・マンヌポルトを描いた作品が展示されています。この頃からモネ独自の「連作」の基盤ができてきているように思います。

4章「連作の画家、モネ」
〈積わら〉〈チャリング・クロス橋〉〈ウォータールー橋〉といった様々な「連作」が展示されています。〈ウォータールー橋〉、大好きです~~~!!この「連作」の着想源の一つとして、パリで行われた万博に出品された日本の浮世絵版画の影響もあるそうです。すごいじゃん、浮世絵!!

5章「「睡蓮」とジヴェルニーの庭」
ジヴェルニーの自宅の整備された「花の庭」「水の庭」から着想を得て描かれた睡蓮もいいんですが、「黄昏時の流氷」という作品がとても素晴らしかったです。大阪展でのみ展示された《睡蓮の池》《藤の習作》も見ごたえがありました。

モネの得意とする柔らかい色使いとあたたかい光の表現、自然の息遣いが感じられる作品の数々に癒しを感じました。同じ場所を異なる天候や時間、季節を通して描いた様々な「連作」はモネならではです。〈積みわら〉〈睡蓮〉などの連作も面白かったんですが、私は〈ウォータールー橋〉が好きですねえ。様々な色で表現されたロンドンの移ろいゆく橋からの景色を見て、またイギリスに行きたくなっちゃいました。なんだか望郷の念にかられる~~~ (*´艸`*)

flyer

音声ガイド

作品リスト

こども鑑賞ガイド(こちらの美術館では子供さんにもアートを楽しんでいただける鑑賞ガイドがあります。大人でも面白く、勉強になります。公式HPからダウンロード可能です)



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