鈴木雅明 個展 「Follow the Reflections」
加藤智大 個展 “binary”
会場:TEZUKAYAMA GALLERY
会期:2024年5月17日~2024年6月15日
TEZUKAYAMA GALLERYでは、鈴木雅明さんと加藤智大さんの個展が開催中です。ギャラリーといえば、展示して作品を販売するというのがお仕事なんでしょうが、私の様な鑑賞目的のアート初心者であっても、こちらのギャラリーのスタッフの方はとってもフレンドリーで作品について、いろいろと教えてくださいます。とってもありがたいです。昨年から少しずつ通うようになりました。順に紹介しますね。
鈴木雅明 個展 「Follow the Reflections」・加藤智大 個展 “binary” Post card
鈴木雅明 個展 「Follow the Reflections」
鈴木雅明は1981年愛知県に生まれ、2004年に名古屋造形芸術大学洋画コースを卒業。2008年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻を修了。現在も愛知県を拠点に制作活動中です。今回展示されているのは都市や郊外の「夜景」を描いたシリーズです。作品で描かれる「夜景」は実際に訪れた場所を写真に収め、レンズ越しに「見た」世界を手掛かりに描かれています。学生時代から「人工の光」を作品の主題とし、同じ街並みであっても、年月ととともにそれを取り巻く環境の変化を「光」というモチーフを使って表現されています。
ぼんやりと描き出される街並みにノスタルジーを覚えたり、また時間に追われる現代社会を感じたりしながら、作品を鑑賞しました。とてもよかったです。
加藤智大 個展 “binary”
加藤智大は、2006年に多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を修了後、金属加工会社で腕を磨きながら作家としての地歩を固めます。鉄の美術家さんです(*´艸`*)
今回の展示では鉄でできた巨大な顔の立体作品が2点展示されています。あまり近寄りすぎると、何が表現されているのかよくわかりません(;’∀’) 奥の部屋には30センチ程度の小型立体作品も展示されています。こちらも少し離れて見た方が何を造形しているのかが分かりやすいです。また錆で荒れた鉄にみえる男女の絵も展示されていました。こちらは見た目は重量感たっぷりなんですが、実は酸化鉄を利用した絵画だそうです。iron-oxide painting seriesで、素材・技法は、鉄, 黒鉛・グラファイト, アクリル, キャンバスとのこと。酸化鉄をの原理を利用した作品は以前違うアーティストさんでも見たことがありますが、表現が全然方法が異なっているので、また違った面白味がありました。
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