Contemporary Art・Art

大西伸明展 影見 Seeing a vision

大西伸明展 影見 Seeing a vision
会場:ギャラリーあしやシューレ
会期:2024年6月1日~6月23日

初めて訪問するギャラリーです。以前大西さんの作品を+1artの「手にとる」展🔗や兵庫県立美術館のコレクション展「虚実のあわい」🔗で見たことがあり🔗、とても興味があり行ってきました。大西伸明さんは1972年岡山県生まれ。98年京都市立芸術大学大学院美術研究科版画修了されています。唯一無二の自然物、人の手と時間を経て「1点もの」になった古物を樹脂で形を複製し、その表面を精巧に彩色してまるで本物に見紛う作品を制作されています。+1artで拝見した「oirukan」、「egg」、「outside glass、inside glass」(←今回展示されています)などがそれにあたります。

実在を忠実に再現した作品シリーズ「Infinity Gray」から、フェイクとリアルの並置した「Lovers Lovers」、そして型取りされた裏面を鏡面にした「Vacuum」へと移行。今回3年ぶりに開催される個展では、ゼロの時点から生み出される「ヒビ」に焦点を当て、実態のない影を採取した《影取 Extraction》が展示されています。天然樹脂の漆を塗布し、「虚」の存在を可視化する初の試みです。

またウイリアム・モリスの有名な壁紙のパターン「苺泥棒」をモチーフにしたゴールドを基調にした作品とともに、今回はシルバーを使った作品も展示されています。遠くからみると均一なゴールドやシルバーの色面に、近くでみるとモチーフが読み取れるような、光の反射を利用したこれらの作品はとても綺麗で魅了されました。

ギャラリー形式で気に入ったあるいは、気になった作品の写真をアップしています。クリックすると大きな画像で表示されます。ブログ内の資料や写真の無断転載は禁止です。ご注意下さい。

 

【PR】WordPressを使うならロリポップ!
【PR】簡単インストール完備で楽々スタート

2024 Osaka Art & Design 2024 (ミナミ周辺)前のページ

藤田美術館次のページ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

アーカイブ

ブログランキング参加中

AD

AD

AD

AD

AD

投稿記事関連の本棚(ブクログ:Dress)


  1. Cruise

    飛鳥Ⅱ 神戸発着 秋の瀬戸内航行 土佐クルーズ その4 食事編
  2. Contemporary Art・Art

    Osaka Directory 4 小谷くるみ
  3. Contemporary Art・Art

    青森県立美術館 コレクション展2023-2
  4. Contemporary Art・Art

    Chang Teng-Yuan 張騰遠  Multiplication
  5. Contemporary Art・Art

    特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー
PAGE TOP