Architecture

神戸女学院のヴォーリズ建築

神戸女学院創立150周年記念展示Ⅱ
岡田山移転90周年
神戸女学院のヴォーリズ建築
場所:神戸女学院 図書館本館(重要文化財)
会期:2024年5月21日 ~ 7月11日(要予約)
主催:学校法人神戸女学院
特別協力:株式会社一粒社ヴォーリズ建築事務所、公益財団法人近江兄弟社、株式会社竹中工務店、株式会社日建設計、公益社団法人神戸女学院めぐみ会

こちらの大学、男性はまず守衛さんに引き留められ、関係者でないと絶対に入れない構内ですが、いまだけは予約をすれば男性でも構内に入ることができます。西宮北口から阪急電車で1駅、門戸厄神で下車。駅からはゆっくり歩いても徒歩10分もかかりません。閑静な住宅地の中に突如森が現れます。岡田山キャンパスです。正門を入ってもすぐには建物は見えません。森の中の小径を上って行きます。途中、石灯籠や岡田神社もあります( ゚Д゚) しばらく上るとやっと建物が見えてきます。こちらが図書館かと思いきや、音楽館でした。違うじゃん・・(;’∀’)(;’∀’) さらに上ったところにやっと複数の建造物がありました。このキャンパスには中高部を含めたウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計による校舎12棟が建っており、「重要文化財・神戸女学院」の名称で一括して重要文化財に指定されています。余談ですが、近隣の関西学院大学や聖和大学(現・関西学院大学教育学部)もウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計です。

スパニッシュ・ミッション・スタイル(南地中海様式)の優美な校舎は、淡いクリーム色の外壁と赤銅色の瓦が特徴的です。今回内部見学ができるのは図書館本館の1階ホールと2階の閲覧室です。内部ではこれまでの歴史や設計図などいろいろな物が展示されています。置いてある椅子や机、スタンドなど、本当にレトロモダンなものばかりで、まるで中世の世界に足を踏み入れたような感覚に陥りますが、今も学生さんが使っておられるそうで、ビックリです。管理が大変なのでは?と思って見ていました。

1階からは広大な中庭にでることができ、中庭中央にある噴水を中心に4棟(図書館本館/文学部/理学部/総務館・講堂/礼拝堂)が東西南北に配置され、周囲には様々な記念樹や花々が植えられとても綺麗です。図書館本館以外は外から建物を見ることができます。それぞれの建物の入口がすべて違っていて興味津々で見ていました。文学館の入口の上にある装飾は銅で出来ているように見えるのですが、実は木で制作されているそうです。なんと、ビックリです。

沢山写真を撮影してきたので、正門を入ってから図書館本館までの写真と、文学部/理学部/総務館・講堂/礼拝堂/図書館と間違った音楽館の外観の写真を2部構成でアップします。

展示品リスト



中庭の記念樹・意匠

ギャラリー形式で気に入ったあるいは、気になった作品の写真をアップしています。クリックすると大きな画像で表示されます。ブログ内の資料や写真の無断転載は禁止です。ご注意下さい。

正門を入ってから図書館本館までの写真です。こちらは展示されていた設計図と同じものを探して撮影し並べてアップもしています。見比べてみてくださいね(*^-^*) ①の音楽館の塔屋A部は写真の一番上の部分を拡大してくださいね。

文学部/理学部/総務館・講堂/礼拝堂/図書館と間違った音楽館の外観の写真です。

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