Contemporary Art・Art

テルマエ展

テルマエ展
会場:神戸市立博物館
会期:2024年6月22日 ~ 8月25日(展示替えあり 前期:~7月28日、後期:7月30日~)
主催:神戸市立博物館、神戸新聞社、朝日新聞社
後援:イタリア大使館、サンテレビジョン、ラジオ関西
協賛:神戸サウナ&スパ、公益財団法人 日本教育公務員弘済会 兵庫支部、一般財団法人みなと銀行文化振興財団
監修: 青柳正規氏(山梨県立美術館館長、東京大学名誉教授)、芳賀京子氏(東京大学大学院教授)
特別協力:イタリア文化会館-大阪
協力:ヤマザキマリ、アトラ協同組合、一般社団法人有馬温泉観光協会、一般財団法人 神戸観光局、神戸市浴場組合連合会、神戸新聞旅行社、株式会社ポトマック

バスタイムって夜っていう感覚なんですが、展覧会なので、早い方が空いていると思い、朝一番で入場。1階チケット売り場前には、カラカラ浴場の平面図や、ベンチに座って写真撮影可能な想像復元された熱浴室(カルダリウム)があり、ちょっとドキドキ(*´艸`*) 

テルマエとは「熱い」というギリシャ語の「テルモス」に由来してるそうです。
4世紀のローマ市内には大規模な公共浴場は11を超え、老若男女だれでも入ることができたそうですが、混浴は禁止だったそうです。入浴方法は、服を抜いで軽く運動し、冷浴室で水浴びし、温浴室で体を慣らし熱浴室で熱い湯に入る(もしくはその逆)、その後温まった体をマッサージ・・う~~~ん、現代と変わらないじゃないですか( ´艸`) 
カラカラ浴場などの大規模な公共浴場では図書館や社交場としてのサロンなどもあったそうで、さながら現代の複合施設です。市民は無料で入れたそうで、それはそれは癒しの空間だったでしょうねえ。

展示物は古代ローマの暮らしが垣間見えるランプや杯・皿・香料入れ・医療器具・指輪・コイン・鮮やかなフレスコ画などで、2022年に京都市京セラ美術館で見た「ポンペイ展」🔗と似通った感じもうけますが、今回は焦点をテルマエに絞り、湯かき棒や吐水口、肌かき器や、浴場でくつろいだ男女の像などもあります。途中・途中にヤマザキマリさんのコミック「テルマエ・ロマエ」の主人公シリウスのワンポイントメッセージがあり、こちらも楽しめます。また、日本の入浴文化にもふれ、有馬温泉についても取り上げられています。横尾忠則さんの描かれた3種類の銭湯ポスターもあり、ビックリでした。なかでもその1つは先日京都国立近代博物館のコレクション展(こちらは写真撮影可)で見たのと同じデザインでした。こちらのポスターは写真撮影禁止だったので、最後に追加でこの作品をアップしておきます。

出口付近にはもうほとんど見られなくなった銭湯の暖簾や、ケロリンの文字が印刷された湯桶もありました。懐かしいですねえ。湯桶、当初は白かったようですが、汚れや傷が目立つことから黄色になったんですって~~ ほ~~~っ お勉強になります。

グッズコーナーで、テルマエ展限定アヒル隊長コラボグッズ(缶バッチとキーホルダ)を思わず購入・・断捨離してるのに・・あかんです。

flyer



作品リスト

ギャラリー形式で気に入ったあるいは、気になった作品の写真をアップしています。クリックすると大きな画像で表示されます。ブログ内の資料や写真の無断転載は禁止です。ご注意下さい。一番最後の写真は今回の展覧会には関係ないんですが、東山魁夷の《灕江月明》があまりにも見事だったので、アップしちゃいました。

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