こわくて、たのしいスイスの絵本展
会期:2021年1月30日~2021年3月28日まで
場所:神戸ファッション美術館
とてもタイトルが気になって・・
スイスの文化が息づく絵本を紹介する展覧会とのことで、行ってきました。フェリックス・ホフマン、エルンスト・クライドルフ、ハンス・フィッシャーの3人の絵本画家さんの手描き絵本や初版のリトグラフ、原画など貴重な作品をはじめ、グリム童話やスイスの伝説などをモチーフに、多くの作品が展示されていました。グリム童話からは「ねむりひめ」「おおかみと7匹のこやぎ」「ブレーメンの音楽隊」などの作品が展示されていましたが、グリム童話って本当は少し残酷なお話が多いんですよねえ。でもそこは絵本。こわいけど、面白おかしく仕上がっています。
また絵本といっても、すごく繊細な仕上がりで、もったいないぐらいです。とりわけ、エルンスト・クライドルフの作品は、ほんとうに優しくて色がとても綺麗。1例をあげるなら、「ふゆのはなし」に登場する7人の小人はほんとうに、小さく描かれてるんですが、7人それぞれにちゃんと表情があって、喜怒哀楽がよくわかるように細い線で細部まで細かく描かれています。線に柔らかさがあるんですよ。う~~ん、百聞は一見に如かず。まだまだ開催中です。お近くであればぜひ行ってみてください。
図録がとても欲しかったんですが、残縁ながら図録販売はないとのこと。そのかわりにポストカードを数枚買ってきました。
詳細は https://www.fashionmuseum.or.jp/special/swiss_picturebook/
こわくて、たのしいスイスの絵本展 Flyer , 展示作品リスト
購入したエルンスト・クライドルフ、ハンス・フィッシャーのポストカード
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