注目作家紹介プログラム チャンネル13
吉村宗浩 画家とアトリエーメチエの修行場
会期:2022年10月08日~2022年11月06日
場所:兵庫県立美術館 ギャラリー棟 1階 アトリエ
主催:兵庫県立美術館
協賛:公益財団法人伊藤文化財団、兵庫県立美術館 芸術の館友の会
助成:公益財団法人中内力コンベンション振興財団
時代を生きる芸術家の活動を紹介する「注目作家紹介プログラム チャンネル」。今回は画歴30年を超える画家 吉村宗浩の紹介です。会場に入るなり、正面最上部中央の巨大な顔がこちらを見つめています。正面と向かって右の2面の壁には多数の絵画が展示され、まるで絵画の海にいるです。大きな作品を上部に配し、下に行くほど小さな作品を並べる、なかなか珍しい展示方法に驚かされます。人物画、それも男性が多いのですが、構図やポーズが面白く、どの作品もどこかアニメ的で現実離れした感覚を受けます。独特な世界観です。そんな不思議な世界観が今の時代に合致しているのか、この10年ほどの間に注目を集めるようになったそうです。
タイトルにある「メチエ」とはフランス語で美術家などが用いる技術の意味で、吉村は「現代アートとは一線を画す」というメッセージを込めたとリーフレットにありました。確かに最近の若手が描く現代アートとは違う重みがあります。
完成したと思われる作品でも、しっくりこなければ、再度絵筆を重ね、絵具を削り、自身が納得するまで手を加えられることから、多くの作品に長期にわたる作成年が記載されています。作品に近づいてよく見ないとわかりません。お見逃しなく。
会場の左奥にはアトリエが再現され、会期中はこちらで実際に絵を描かれるそうです。私が行ったときは、レコードプレーヤーで音楽が奏でられ、吉村さんが知人の方とお話をされていました。私も少しお話をさせていただき、アーティストさんお気に入りの絵画の前で一緒に写真を撮影していただきました。またお知り合いの声掛けでアトリエでもポーズをとられたところを私もちゃっかり撮影させていただきました!気さくな方です。
古いものでは2006年から最近の作品まで90点あまりの絵画が一堂に会して見れる絶好の機会です。無料で開催されています。ぜひお立ち寄りください。
flyer
作品リスト
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。
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