Cruise

はじめての飛鳥クルーズ その前に2 

さてさて前回の続きです。なぜに船の印象が小さいと感じたのか?といいますと、それは長年の思い込みの結果です!はじめて客船をまじかに見たのは1990年。神戸港(たぶん第4突堤)に大きな客船が入港しているという話を聞き、夜に両親と車で見に行った時のことです。今となっては船の名前すらわからないんですが、「客船=大きい」がこの時インプットされたように思います。両親といつかはこんなお船に乗ってみたいねって当時話したのも覚えています。

これがその時の写真。暗すぎて詳細不明です。もう少しファンネル(煙突のことね!)がはっきりしていたら、お船の名前がわかったかも?というのは、ファンネルには船舶の煙突に開運会社や事業者ごとの模様や塗装がされていて、船舶会社などの識別にも利用されているからです。ちなみに私の愛する日本郵船の「飛鳥」は白地に2本の赤の線で「二引」と呼ばれています。また、商船三井の「にっぽん丸」は赤一色です。知っているとちょっと鼻高さんです( ´艸`)

 

その後、客船なんて興味のかけらすらなかったんですが、職場で同期だった友人と突然「飛鳥」の処女航海だった小笠原クルーズに行こうと盛り上がり、申し込みをしたところ、(当然一番お安いキャビン希望ね( ´艸`) キャンセル待ちって言われました。それも尋常ではない数のキャンセル待ち。だったらキャビンを1つ上にあげたら?とお聞きしたところ、どのステートもおなじくらい尋常じゃない数のキャンセル待ち。ということで、あきらめざるを得ませんでした。その後、その友人とクルーズに行く事もなく、ひたすらクルーズ専門の雑誌を読んではいつか乗船してみたいと思い描いていました。「飛鳥」は毎年クルーズ専門雑誌の「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」総合部門1位でした。1位=超巨大船という妄想にとらわれた私が、その後実際に「飛鳥」と出会った時の衝撃はいかばかりか・・・ 😥  今となっては笑い話ですがね。

さてさて、前置きが長くなりましたが、そんな印象で初めて乗船した「飛鳥」ではありましたが、・・

ここからは今までのクルーズ経験を踏まえて、乗船後、何をしたらいいか書いてみたいと思います。
ただし、一週間までのクルーズですよ。ロングクルーズはまた違うかもしれませんのでね。

いざ乗船!どうしたらいい?
ここからは2018年を基準に記載します。
「飛鳥Ⅱ」
・まずは自宅に郵送されてくる乗船券を旅客ターミナルで乗船証と交換します。乗船証に交換できる受付時間はキャビンによって異なりますので、早めに旅客ターミナルに行って待つもよし、ぎりぎりに行ってもよしです。ただし、車椅子を使用されている方や体の不自由な方は優先して先に乗船可能です。また乗船証は代表がまとめて交換しても大丈夫です。

・乗船証に交換したら、すぐに乗船可能となります。乗船前には飛鳥専属のカメラマンが写真撮影してくれます。撮影してくれた写真は船内のフォトショップで販売されます。乗船証を乗船口の読み取り機でピッってすると自分の名前が表示され、船内に入ることができます。ちなみに乗船証はルームカードキーと兼用になっています。

・乗船証には4桁のキャビン番号が記載されているので、スタッフの方がキャビン番号を確認して、エレベーター誘導してくれます。何度も乗船経験のある人は勝手知ったるなので、乗船しちゃえば好きに移動しちゃってます。ちなみに私はキャビンに移動する前にレセプションでクレジットカード登録を行います。この登録をしておくと、下船までの船内でのお買い物やアルコールなどの費用をサイン一つですませることができます。オプショナルの清算も登録カードに請求され、下船日の早朝にキャビンに明細が届けられます。カード登録の際に同室の人も一緒にとか、何号室の○○さんも一緒にというのも可能です。

・さて、キャビンに向かいましょう!ここでは一般的なキャビンのお話なので、スイートなどの方はまた違うかも?乗船証を自分のキャビンの入口でタッチすると入る事ができます。乗船前に船に宅配しておいた、もしくは乗船時に手荷物として預けたスーツケースが届いていると思います。さあ、とりあえず、ぱぱぱっとスーツケースから荷物を出して、キャビンに設置してあるクローゼットや整理ダンスに入れてしまいましょう。空っぽになったスーツケースはベットの下にスペースがあるので、そこに入れ込んでしまうと部屋が広く使えます。できるだけ手際よく早く片付けるのがコツです。貴重品は金庫が設置されているので、その中に入れましょう。

・次にベットの上に置いてある「アスカ・デイリー」なる船内新聞をチェックします。この新聞、クルーズの期間中毎日届けられます。ディナー時の服装の指定や、寄港地への入港時刻、船内で行われるイベント、日の出日の入りの時間など、クルーズの予定が詳しく記載されています。私はこの新聞を小さく折りたたんで持ち歩いています。

・キャビンは自動ロックになっているので、乗船証は常に携帯しておく必要があります。乗船証専用のパスケースも準備されていますが(中に小さく折りたたんだ船内ミニマップが入っているので、慣れていない方はこれを持ち歩くといいかも?)、自分で準備した首かけ式カードケースに乗船証を入れられている方も拝見します。

・同じようなキャビンが続いているので、自分のお部屋が分からなくなっちゃう時があります。キャビンの扉に磁石が付くので、目印のためにマグネットを持参して、キャビンの入口に貼り付けています。風船を貼ったり、ネームプレートを張り付けたり、皆さんいろいろと工夫されています。

さて、準備はできましたか?それでは早速、出航前のひと時を過ごしましょう!

私はいつも11Fリドデッキにあるパームコートに直行します。シャンパンやオレンジジュース、プチケーキなどがふるまわれています。ゆっくり座って出航前のひと時を過ごしましょう!おすすめはこちらでいただくオリーブです。とても美味しくて、毎回欠かさずいただいています。

出航の時間が迫ってきたら、セイルアウェイパーティーに参加すべく、7Fプロムナードデッキに向かいましょう。こちらでもパームコート同様、飲み物が配られ、飛鳥専属バンドが音楽を奏で、とても華やいでいます。クルーが銅鑼を鳴らしながら甲板を歩きます。出航時に飛ばす紙テープが配られ、グラス片手に思い思いにテープを飛ばして出航を楽しみます。専属カメラマンもうろうろしているので、撮影してほしいなあと思ったら、声をかけましょう!気軽に撮影してくださいます。手持ちのカメラでの撮影も快く応じて下さいます。

ちなみに私の父は岸壁に接岸する時や、大型船の向きを変えたりするときに、押したり、引いたりして活躍するタグボートが大好きで、出航風景そっちのけで、タグボートを見に行ってました。小さいけれどすごい馬力です!

出航してしまうと静寂が訪れます。クルーズの始まりです。クルーズは自分自身でその日の行動を考えます。何もせずゆっくりと座って景色を眺めるもよし、各種イベントに参加するもよし、船内を見て回るもよし。なんの束縛もなく、自由に過ごすことができます。そのため、キャビンに時計はありませんが、が、が、船内イベントや食事などは時間通りにぴったり始まります。待ってはくれませんので、ご注意下さい。最近では初めて乗船される方を対象に船内ツアーが開催されているようです。初めての方は船内を充分に知っておかないと、イベントなどで時間に遅れることもあるかもしれないので、ツアーに参加されるのもいいのではないでしょうか?

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コメント

    • お春
    • 2018年 8月 22日 9:59pm

    すうちゃん。
    即、役に立つお話をありがとうございます。
    私は、この春飛鳥IIデビューした時、すうちゃんから事前に色々お話を聴いていたので、
    クレジットカード登録も、お部屋の目印も、その他色々ここに書いてくださっていることのほとんどをクリアすることができました。
    私と母は、乗船カードをケースに入れて常に首からかけています。
    ドレスコードがインフォーマル以上の時だけ外します。

    もっともっと知りたいなぁ〜〜。次のクルーズが楽しみになっちゃいます❣️
    すうちゃんのようなお友達に恵まれたことに感謝感謝❤️デス。

    • お春ちゃん、早速のコメントありがとうございます(*´艸`*)
      今回は何を書こうか悩んでしまって3日間も下書きしてました。 クルーズデビューのお役にたててよかったです。
      小出しでちょこちょこ書いていきますね!
      次はどのクルーズに行かれる予定ですか?飛鳥Ⅱもいいけど、にっぽん丸もいいですよ~~~

    • ゆか
    • 2018年 11月 01日 5:39pm

    昨日の夜、頑張って投稿したのに、消えてた💦

    今度、ワンナイトクルーズに行くけど、今からドキドキ💓

    すうちゃんのブログ、すごく勉強になります😍

    • ごめんなさい、私が承認しないとアップできないシステムなんです。
      頑張って投稿されたのは、ちゃんとアップさせていただきました!!

      このブログが役立ってよかったです。
      たまに間違いがあるかもしれないので、その時は教えてくださいね!

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