Soft Territory かかわりのあわい
会期:2021年06月27日~2021年08月22日
場所:滋賀県立美術館
梅雨の末期、お天気が不安定な中、少し足を延ばして滋賀県立美術館に行ってきました。JR瀬田駅からバスで10分弱。文化ゾーンという深い木々に覆われた森の一画に建っています。2017年から休館、4年かけてリニューアルされ、とても綺麗です。今回は再開館後、最初の企画展である「Soft Territory かかわりのあわい」を鑑賞してきました。
滋賀にゆかりのあるアーティスト12名による「コミュニケーション」にインスタされた作品が屋内外に展示されています。後世にどれだけの作品が残るかは疑問ではありますが、今を、時代を切り取り、いろいろな技巧や道具を使って表現する、その斬新さが面白なって思います。
今回印象深かったのは、井上裕可里さんと藤野裕美子さんの作品です。井上さんの作品は「2人同時にこげないブランコや2人同時に滑れない滑り台」「先生の号令で日本と韓国の高校生たちがグループの中から誰か1人を排除していくグルーピングゲーム映像」の2作品。コミュニケーションがとりにくい現代社会を表現したわかりやすい作品ですねえ。かたや藤野さんの作品は、薄い布を重ねその間に草花を押し花のように挟み込んだものを、土に埋め込み作製された作品で、とても繊細なので近づいてよく見ないとイラストに見えます。儚さのなかに過行く時間を感じる作品です。
こうやって鑑賞していると、あっ、この作品どこかで見たことがある!!と思い出すことがあります。今回は度會保浩さん。この方はBIWAKOビエンナーレ2020で古い型板ガラスを使った美しい作品の数々に出会いました。今回はさらに照明が加わることで、作品に影が映し出され、見る方向によって少し違ったものに見える不思議。とても綺麗です。もう1人は藤野裕美子さん。岩絵の具を使った色彩豊かな大きな絵画、お花や魚など自然を描かれるこの方はARTISTS’ FAIR KYOTO 2021でも出品されていました。当日、お話したような気がします。みていて楽しい&作品が喜びにあふれている感じがします。
思い出すときに必要なのが写真です。日本では写真NGの展覧会や美術展も多く、図録を購入して帰宅することも多いかと。しかし、図録は重く、そしてかさ張り保管が大変。現代アートでは開催期間であっても、図録は閉会間際にしか販売ず、買い忘れることもあったり、そもそも図録すら販売しない事も(;’∀’)(;’∀’)
そうなると頼りになるのが、自身で撮影した写真。行く先々で写真を撮影して、厳選したものをブログにアップしていますが、アングルも徐々に上手になってきたかなあ??( ̄▽ ̄) 今後も続けていきたいと思います。
Flyer&作品解説
作品解説 百年後に見る鳥と魚の夢(石黒健一)
作品解説 井上唯
2部にわけてギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。
展示室2
展示室3,ギャラリー,屋外,エントランスホール
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