Contemporary Art・Art

特別展 生誕270年 長沢芦雪

特別展 生誕270年 長沢芦雪 
ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー

会場:大阪中之島美術館 4階展示室
会期:2023年10月7日~2023年12月3日
前期:2023年10月7日~2023年11月5日
後期:2023年11月7日~2023年12月3日
主催: 大阪中之島美術館、MBSテレビ、毎日新聞社
協賛:DNP大日本印刷
協力:ヤマト運輸

円山応挙の高弟として江戸中期に京都で活躍した絵師、長沢芦雪の生誕270年の特別展です。
芦雪は1754年に 丹波国篠山藩(兵庫県)藩士の子として生まれ、長沢家に養子に入ります。10代の頃から絵を描き始め、円山応挙に入門。型破りな・・というか見る人を楽しませるような個性のある絵を描き活躍します。46歳で急逝するまで多くの作品を描いています。

六角形の中に魚が示された「魚」印は30代前半からを使われています。33歳の時には円山応挙の代理で出向いた紀南、串本にある無量寺で今回の前期に展示されている龍図襖と虎図襖を描きます。どちらも襖4枚で1つの作品になっていて、圧巻です。虎図のトラはとても愛嬌がありますが、実はこの襖の裏には猫と魚が描かれており、もしかしたら魚から見た猫を描いているのかも?表裏一体とのことでした。その後6か月ほど滞在し、270点もの作品を描いたとか・・すごい早さですよね。この襖絵は近くでみるのもいいんですが、会場内の離れたベンチに座って眺めるのもいいです。どちらも見ごたえがあります。

芦雪は様々な動物もとても愛らしく描いています。特に子犬に猿。躍動感があります。輪郭線1本で描いているものもあれば、細やかな筆使いで毛並みを描いているものもあります。子犬の足がなよっとはみ出していてキュートです!!

ほかにも寒山拾得があったり、クジラの上からみた視線で多くの船を描いたり、3cm四方に500人の羅漢が描かれた(;’∀’)《方寸五百羅漢図》(前期展示)もあり、本当に見ていてあきません。

師匠の円山応挙の《西施院紗図》と並んで展示された芦雪の《呉美人図》美人画は、芦雪の方が髪の乱れがあり、ちょっと色気を感じちゃいます。

今回は芦雪の作品以外に円山応挙、伊藤若冲、曾我蕭白の作品も数点展示されていますが、前期、後期で大幅な展示替えがあり、全期でみれる作品は数点しかなく、ビックリです。後期も行くしかないですねえ。flyerの牛の作品は後期だそうです。( ;∀;)

今回は音声ガイドがとてもわかりやすくておススメです。音声ガイドを聞いていなかったら見逃していたかも?というポイントもありました。またアートスコープをお持ちであれば持参されるといいかも?あとは・・阪神ファンの方に朗報( ´艸`) タイガースのアレとトラのコラボグッズがありました。記念にいかがでしょう?

最後に館内の写真撮影はすべて禁止です。う~~~ん、これは残念。ほんとうに残念( ;∀;) この展覧会、東京で開催されたら大絶賛かな?大阪だからそこまで人気ない?仕方ない・・(つд⊂)


flyer


作品リスト


音声ガイドリスト


オンライン特別企画
2次元バーコードにアクセスするとみどころを見ることができます。ぜひ観覧前に事前予習や観覧後の振り返りに活用してみていください。


ギャラリー形式で写真をアップします。最後の2枚は購入したグッズの写真(チャーム2種類と寒山拾得の絵ハガキ)です。クリックすると大きな画像で表示されます。ブログ内の資料や写真の無断転載は禁止です。ご注意下さい。

 

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