B4
会期：2023年9月25日～2023年10月21日
会場：Gallery Nomart ギャラリーノマル
今回は稲垣元則、田中朝子、 池垣タダヒコ、 長沢優希、 イヌイジュンの5名の作家さんによるグループ展です。タイトルの「B4」は作品のサイズがB4（B4枠内）のみということに由来しているんでしょうね。作品数も10点以上の新作とのことで、作家さんもなかなか大変だったのでは？
ギャラリー内では、作家さんごとに分けて展示されるのではなく、５名の作品が入り乱れてアトランダムに展示されています。写真があれば、絵画やドローイングもあり、はたまた鏡をキャンパスにした作品もあります。一見展示に統一性がないように思われますが、じっくり見ているとそれぞれの作品が引き立てあい、相乗効果を発揮して、とても居心地のいい空間になっています。
初日のギャラリーで作家の稲垣 元則さんと イヌイ ジュンさんにお会いし、お話をさせていただきました。
稲垣元則さんの作品12点は鏡をキャンパスに、傷をつけたり、油彩で描いたりしたもので、見る方向によって周りの作品が写りこんだり、傷の見え方が変わったりして、とても面白かったです。ご自分の顔や胸を鏡に写し、自身のほくろを描いて作品にした（２作品）という稲垣元則さんの話は笑っちゃいました。これぞ現代アートですねえ( ´艸｀)
イヌイジュンさんは今回14点出品されていたのですが、仕上げは1作品ずつですが、最初は全部並べてば～～っと描いていくとおっしゃってました。ここ1年で亡くなった方を対象に描かれたそうで、作品名はどの作品も「死んだヤツら」で、後ろにイニシャルが入ります。14作品中11作品の背景が黒です。２日前後で1作品仕上がるくらいの日程だったそうです。お仕事が早い？ビックリです。
このお二人だけでもまったく作風が違っているのがおわかりかと思いますが、あとの3人も個性派ぞろい。楽しいグループ展でした。
次回は稲垣元則さんの個展だそうです。楽しみですねえ。
Postcard
ギャラリー形式で印象に残った作品の写真を池垣タダヒコ、 稲垣元則、イヌイジュン、 長沢優希、田中朝子の順にアップします。クリックすると大きな画像で表示されます。ブログ内の資料や写真の無断転載は禁止です。ご注意下さい。
この記事へのコメントはありません。