Contemporary Art・Art

井田幸昌展

井田幸昌展
「Panta Rhei | パンタ・レイ ー 世界が存在する限り」
会場:京都市京セラ美術館 本館南回廊2階
会期:2023年9月30日~2023年12月3日
主催: 京都新聞、京都市
協賛:富士機材株式会社、株式会社 小学館
協力:読売テレビ、Link Up Inc.、JDA Studio
後援:京都府、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京阪ホールディングス株式会社、株式会社エフエム京都

井田幸昌さんの個展に行ってきました。国内美術館での初の展覧会で、彼の故郷である米子市美術館からの巡回展です。350点を超える作品を一堂に展覧する自身過去最大規模の展覧会は圧巻です。公式サイト🔗によると展覧会名“パンタ・レイ”とは「万物は流転する」を意味する古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの言葉だそうです。

「一期一会」をテーマに作成された絵画作品を中心に、ブロンズ像や木製の彫刻など立体作品も多く数展示されています。写真撮影だけでなく動画撮影もOKです(;’∀’)が、それだけでは伝えられない作品に込められた思いをぜひ体感しに美術館へ行ってみてください。圧倒されます。

会場内は7つのエリアに分かれています。
*Room1:肖像画を描く
顔の一部が崩され、謎めいた肖像画が展示されています。だれの肖像画かはわかりませんが、力強く描かれた線や、迫力のある筆使いを見ることができます。生きている生命の息吹を感じ、何層にも重ねれた色は人間の生きてきた時間を見ているようです。

*Room2:ブロンズ像
こちらでは12体のブロンズの彫刻作品が展示されています。後で紹介する「End of today」絵画シリーズを立体化したポートレート作品を中心として展示されているそうです。絵画と同じく、押しつぶされていたり、顔?というような像もあります。従来のブロンズ像ではなく、まったく新しい彫刻表現です。

*Room3:具象絵画
黄色い壁に囲まれた部屋に展示されている具象絵画。過去の偉大な巨匠と対峙した絵画はどれも魅力的で、特にモネの庭を描いた《The Starry Night – Delight- | 星月夜 -歓喜-》《The Starry Night – Existence and Distance – No.2》2作品は私のイチオシです。

*Room4:抽象絵画
様々な色彩で埋め尽くされた壁に埋もれるかのように絵が展示されています。怖いぐらいの色の洪水・・溺れないようにしないと・・(;’∀’) 中央に立ってぐるっと周囲を見渡すのがおススメ!!

*Room5:End of today
日々出会う人や風景を描いた「End of today」。絵日記のように日々綴られてきた作品のなかから厳選された300作品が一堂に展示されています。人物画、風景画、抽象画など様々な絵があり、自分の誕生日に描かれた絵画を探してみたり、お気に入りの1枚を見つけるというのはどうかしら?私は太陽の塔を見つけて写真撮影してみました!

*Roon6:木製彫刻
彩色をほどこされた大胆な表現の立体作品群です。近寄ると木の香りがします。ノミの荒々しいノミの跡などをまじかで見ることができ、すごい迫力です。

*Room7:最後の晩餐
初めて公開される大作《Last Supper (2022, Oil on canvas, 293.0×582.0cm)》 です。レオナルド・ダ・ヴィンチ作 《最後の晩餐》で描かれるイエスと12人の弟子を、一見女性のように見えるロボットに置き換えた井田ならではの解釈で描いた作品です。

バリバリの現代アートです。大好き~~~(´∀`*)ウフフ

+++ 井田幸昌  Profile+++
1990年鳥取県生まれ。2019年東京藝術大学大学院油画修了。2016年現代芸術振興財団主催の「CAF賞」にて審査員特別賞受賞。 2021年にはDiorとのコラボレーションを発表。また同年、前澤友作氏によって国際宇宙ステーション(ISS/アイエスエス)に持ち込まれた彼の作品が永久収蔵されたことでも注目を集めするなど、国内外で活躍中。

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作品リスト


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