Contemporary Art・Art

上原浩子「祈りの庭」・岩田小龍「something」

上原浩子個展「祈りの庭」
岩田小龍個展「something」
会場:TEZUKAYAMA GALLERY
会期:2024年2月2日~2024年3月2日

TEZUKAYAMA GALLERYでは、上原浩子の個展「祈りの庭」と岩田小龍の個展「something」が開催中です。

***** 上原浩子の個展「祈りの庭」 *****

上原浩子さんは京都市立芸術大学大学院美術研究科を修了後、京都を拠点に活動されています。
植物と人間の融合をテーマに、絵画作品と並行しながら、立体作品の発表も精力的に行っておられるとのことです。今回展示されている立体作品は、すべてが非常に繊細に造形されており、そこに命が吹き込まれているかのように見えます。今にも動き出しそうです。顔は非常に綺麗にメイクされており、なんともいえない妖艶な表情に魅入られます。私が所有する立体関節人形(いわゆるドールです)のヘッドのメイクとなんとなく似ているな~~っと思いながら見ていました。

今回の展示でのテーマは「祈り」です。作家が過去に訪れ特に印象に深く残った場所(屋久島の森、沖縄の斎場御嶽、高千穂、戸隠)を糸口に構想を練り、自然への畏敬とそこに向けられる人の祈りからインスピレーションし作製された作品の数々。自然と人が一体化した透明感のある素晴らしい作品に仕上がっています。
ギャラリーはいつも以上に幻想的な空間になっています。

post card



ギャラリー形式で気にいった作品をアップしています。クリックすると大きな画像で表示されます。



***** 岩田小龍の個展「something」 *****

岩田小龍さんはニューヨーク在住のペインターで、2004年にニューヨークに移住しアーティストとして活動されています。
今回出展する作品は、日本に一時帰国した際にお土産でもらった鳩サブレーの缶に興味を惹かれ、そこから着想を得て制作を始められた作品たち。日常生活で目にする広告や雑誌、アニメのキャラクターなどをモチーフに、独自の手法でポップながらも厚みのある色の重ね方により、深みのある作品の数々が展示されています。

当初は様々な色を使った作品だったようですが、最近は徐々に色を減らした作品に変化しているとのことです。絵を見ていると、なんとなく昔のことを思い出すようなノスタルジックな感じにさせてくれる作品の数々。誰もがあ~~見た、見たことあるわと思う身近にあるコーラの缶やプリンキー、カップヌードルなど扱うモチーフが秀逸です。なんともレトロでいい感じです。

支持体はキャンパスではなく、お世話になった友人から譲り受けた現地の紙を使用されいるのもポスター風に見えて、描いているモチーフに相まってこれまたいい感じです。サイズは駅のポスターのサイズいわゆるB1のものが多く、額装すれば素敵なインテリアになるな~と思いました。

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