Let’s Go on a Trip! 大岩オスカール
会期:2021年2月20日~2021年3月27日まで
場所:Gallery Nomart ギャラリーノマル
大岩オスカールさん、お名前を知ったのは瀬戸内国際芸術祭でした。とても印象的なお名前だったので(宝塚ファンだったので、ベルばらみたいなお名前って・・ごめんなさい)すぐに覚えました。ブラジル生まれで現在拠点をニューヨークに移し、活動中の現代美術家さんです。
2020年、COVID-19が世界中で流行し、多くの人々の日常生活が一変しました。芸術家の方々も思ったような活動がいまだ不可能となっています。
そんな中開催された今回の展覧会では、20点のドローイング作品が展示されています。作品はコロナの流行が始まった2020年3月から作製されたもので、日記形式で順を追って展示されていました。マンハッタンの自宅から出ることができず、隔離された空間で描かれた作品の数々は、あきらめと絶望から、すべてを受け入れて再び新たな日常生活を送りだそうとする過去、現在、未来にむけての作者からメッセージが込められており、COVID-19を受け入れ新しい生活を送らざるを得なくなった私達と同じ思いだと、とても共感するものがありました。また白と黒という色のない作品が、メッセージ性をより高めているようにも思えました。
図録には隔離生活のドローイングシリーズは終了と記載があったので、「Let’s Go on a Trip! 」は展示されている20作品で完結となるようです。
思わず作品を購入したくなったけど、飾る場所もないし、1作品だけでは趣旨も伝わらないし、かといって全作品すべてを購入するような財力もなく、断念。
かわりにポストカード集と作品の図録を購入して帰宅しました。購入のおまけにカードをいただきました。(*´艸`*)
会場を訪れてる人は、1人もしくは2人程度で、ゆったりと見ることができました。私以外、全員男性それもスーツ姿の若い男性が多くて、ちょっとビックリΣ(・ω・ノ)ノ!でした。
20点のドローイング作品と7点の油彩作品をギャラリー形式でアップします。
写真をクリックすると大きな画像で表示されます。
ドローイング作品で大きなカニが登場する「たこ焼き、大阪」がお気に入りです(´∀`*)ウフフ
メッセージ的には最後の「再開」も気に入ってます。
2022年2月8日から開催された「感覚の領域 今、経験するということ」でいただいた、20のドローイング作品の解説を追加でアップします。(2022年2月2日追加)
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。
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