横尾さんのパレット
会期：2022年8月6日～2022年12月25日
場所：横尾忠則現代美術館
主催：横尾忠則現代美術館（【公財】兵庫県芸術文化協会）、読売新聞社
助成：一般財団 地域創造
協賛：株式会社中川ケミカル
協力：ホテルオークラ神戸
開館10周年記念展として開催された「横尾さんのパレット」に行ってきました。今までこちらの美術館では館内を病院やお化け屋敷などに見立てて、展覧会が行われてきましたが、今回はなんとパレットです。( ﾟДﾟ)
横尾さんが描かれる絵画は、勢いのある筆使いと独特な構図に加え、描かれる人物もどことなく異国の人のような雰囲気があり、色使いも多彩です。なので、カラフルな作品がテーマ別に展示されているのかと思いきや、なんと展示室をパレットに見立て、作品をテーマ別で分けるのではなく、色で分類して展示するというなんとも斬新な展示方法にびっくり( ﾟДﾟ)でした。
最初に誘導された部屋は赤の部屋。壁一面が赤いうえに、展示されている作品も赤を主体とした作品ばかりで、真っ赤です(;’∀’)(;’∀’)(;’∀’) 強烈なインパクトがあり、圧巻です。そのあとは、緑、黄、青と壁の色が変わり、それぞれの色が主体の作品が展示されています。３階は黒と白の部屋です。黒い壁を背景に展示された黒主体の作品はしばらくの間、目を鳴らさないと何が描かれているか判り難いです。試しに、手持ちのスマホで撮影すると、カメラが自動的にナイトモードに変更になり描かれたものが浮かび上がってきました。それをよしとするかどうかは別問題として何が描かれているか知りたかったので、ラッキーでした。
まずは会場風景と、気になった作品を数点紹介します。最後の作品は絵の中に絵具の色を表す英単語がちりばめられています。わかるかしら？ まさに今回の企画にピッタリの画だったりします。
次に、横尾作品でよく見かけるY字路の構図の色違いの作品が多く展示されていたので、集めてみました。同じY字路でも背景に描かれているものや色の使い方が違うと、持って非なる作品になりますね。
また、開場には横尾さんが使われている絵具や筆、パレットおよび作品としての「パレット」も展示されています。珍しく磁器で作製された弥勒ネコ（試作品）が４体、隅っこにちょこんと飾られていました。
そして、横尾忠則の自画像、色が違うとこんなに雰囲気が変わるものなんですね。
flyer
作品リスト
鑑賞ガイド
初日の朝から、嬉しそうに出かけてはみたんですが、やはり来場者は少なく、ちょっぴり残念な気分でした。現代アートってどうして人気ないんでしょうねえ(;’∀’)
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