Osaka Directory 3
遠藤薫
会期:2023年1月20日~2023年2月26日
場所:大阪中之島美術館 2階 多目的スペース
主催: 大阪中之島美術館、公益財団法人 関西・大阪21世紀協会【設立40周年記念事業】
協賛:サントリーホールディングス株式会社、ロート製薬、大和証券株式会社、西日本電信電話株式会社、ダイキン工業株式会社、株式会社丹青社
協力:吉田サバニ造船、紅露工房、宙吹ガラス房 紅、公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
大阪中之島美術館と関西・大阪21世紀協会が開催する「Osaka Directory」の第3弾、遠藤薫展に行ってきました。広いスペースの中央に今回のために石垣島で作製された丸木舟が展示されています。船の帆は嘉手納基地内の耕作地で生える糸芭蕉の繊維を作家自身が帆に仕立てたものだそうです。船にはオールが立てかけられ、帽子が2つ乗っています。その周囲には布切れや束になった繊維、汚れたり壊れたりした陶器、サンゴや石ころ、空き瓶など様々なものが置かれています。
本展のテーマは「重力と虹霓/南波照間島について」
南波照間島は八重山列島最南端の島、波照間島のさらに南にあると信じられていた実在しない島(パイパティローマ)です。展示されている作品は、これらの島をめぐる伝説と波照間島の島民の歴史的背景からインスパイヤーされているようです。
また会場にはいくつかのショーケースがあり、主に作家が作成したであろう様々な瓶が展示されていました。こちらは2021年に発表された《火炎瓶/コーラ/沖縄/1945》に通ずるものがあるのでしょうか?
この展示を見て何を思うか、何を感じるか・・なかなか難しいです。
ちなみに今回展示されている丸木船は石垣島の吉田サバニ造船(久宇良サバニツアー)を訪問すると、実際に乗ってクルーズすることができるとのこと。体験するともっとこの作品が理解できるかも?
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作品紹介リスト
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