Viva Video! 久保田成子展
会期:2021年06月29日~2021年09月23日
場所:国立国際美術館
久しぶりに美術館に行ってきました。映像と彫刻を組み合わせた「ビデオ彫刻」・・
なにそれ??ちょっと興味あるかも??と思いつつ、なかなか行けませんでした。
開場と同時に美術館に入り、イヤホンガイドを借りて会場を巡りましたが、最後まで
鑑賞者は私だけ。喜んでいいのか悪いのか・・・・
会場にはご本人が使われていたSONY製の大きなビデオカメラが展示されていました。
ビデオか~~、そういえば昔はよく撮影したなあ~ 今はスマホでチャチャって
なんでも簡単に撮影できるようになりましたがねえ。
ビデオが流される横に彫刻が展示されているのかと思ったら全く違い、大型の彫刻作品
の中に大小のスクリーンが埋め込まれ、そこに撮影されたビデオが流されているという
ものでした。
展示作品のうち3つだけ動くんですが、動く時間が決まっていて、1つだけ1時間に5分
しか動かない作品があって、学芸員の方が親切に教えてくださいました。
これも私一人だけだから?? !(^^)! ありがとうございました!
作者はすでに亡くなっておられるんですが、生きておられればすでに80歳を超える高齢。
若かりし頃には前衛芸術家集団「フルクサス」に参加され表現の幅を広げられたとか。
その影響か、一部性的表現の展示もあり、鑑賞する人によっては嫌悪感を持たれる人もいる
ようで、注意書きがありましたが、私は人間は性があって存在していると思っているので、
ちょっとドキドキしながらもじっくりと鑑賞しました。有名な女性の前衛アーティストの
方々って、性の表現方法がすごい人、多いですよね。(;’∀’) 慣れました・・
どの作品も面白かったんですが、一番印象に残ったのは、「スケート選手」
この作品は、スケーターの伊藤みどり選手がモデルだそうです。
様々な色のライトに照らされて色が変わりながら、クルクル回る「スケート選手」は
綺麗なだけでなく、力強くもあり、はかなくもあり、長い間、目を離すことができず
見ていました。
すべての作品を見て、ヴィデオ・アートのパイオニアを言わしめたその理由がなんとなく
わかった気がしました。
Flyer
作品紹介 & 音声ガイド対象作品リスト
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。
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