I’m nobody. 何物でもない
会期:2023年4月28日~2023年6月4日
場所:Mtk Contemporary Art
清川あさみ初の個展「I’m nobody. 何者でもない」をMtk Contemporary Artで見てきました。
MtK Contemporary Artは2021年3月に京都・岡崎に開廊したコマーシャルギャラリーです。すぐ近くに京セラ美術館があります。鬼頭健吾さんがディレクターを務め、マツシマホールディングスが運営。関西在住の作家をプログラムの基盤とし、新たなギャラリー形態を模索していくプロジェクトを展開しています。
清川あさみさんはこれまで、写真や刺繍をベースに、個⼈のアイデンティティを形成する“内⾯”と”外⾯”の関係や、そこに⽣じる⼼理的な⽭盾やギャップなどを主題とした作品を国内外で発表してきました。
最近ではNHKで放送されたドラマ10「大奥」のキービジュアルやタイトルバックを手掛けられ、ドラマの世界観を強く視聴者に印象づけ、大変話題になりました。
今回は、2016年より手がけているアクリルと糸で写真イメージを再構築するシリーズ「1:1」(イチタイイチ)や、2021年にデジタルアートとして公開された《OUR NEW WORLD》の原画である3mにも及ぶ刺繍作品、アートパフォーマンス「NOBODY」を書で綴った絵巻物や能面も展示されています。
また西陣織に逆らって手で施された刺繍作品や、高級な帯地に用いられてきた焼箔(銀が硫化して変色する性質を利用した織りの技法)をベースにしたドローイング作品も大変すばらしいく魅了されます。
(作品説明は、Mtk Contemporary Artサイトより一部抜粋させていただきました。)
近くでじっくりとでみるとその作業のすごさがよくわかります。「OUR NEW WORLD」の原画の刺繍部分とドローイング作品の繊細な手作業がよくわかるよう強拡で撮影したものもアップしています
flyer
作品リスト
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。
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