HUMANKIND
会期：2023年6月24日～2023年7月22日
場所：Gallery Nomart ギャラリーノマル
今回のギャラリーノマルは前回に引き続き、6名のアーティストさんによるグループ展です。でも～～前回のよう同じ材料（マグカップね）を使って作品を作成するのではなく、「HUMANKIND=人類、人間」をテーマとした個々の新作が展示されています。
参加されている作家さんは、池垣タダヒコ、今村源、上田佳奈、小谷くるみ、張騰遠、永井英二の６名です。（敬称略）
～～～ 各作品の個人的な印象＆感想 ～～～～
＊＊＊ 今村源 ＊＊＊
以前ノマルで個展🔗「今村 源：流れる事/留めること」を拝見しました。その時はカラーワイヤーを使って、生き物や植物といった作品が展示されていましたが、今回は、なんと人です。カラーワイヤーの色は草緑色かな？スパイダーマンみたいですねえ。最近、🔗「手にとる展」で「きのこ」という作品を実際に触らせていただいたんですが、思っていた以上にワイヤーって硬いんです。ここまで細かくなると作業が大変そうですが、展示されている作品には動きがあり、壁に映る影も素敵です。このワイヤー作品とともに、元となったシルクスクリーン作品も展示されています。人がぐるぐる渦巻いてます。( ´艸｀)
＊＊＊ 池垣タダヒコ ＊＊＊
ドローイングとシルクスクリーンの元となるスケッチブック8冊とシルクスリーン作品７点展示されています。スケッチブックといっても、厚めのノートです。すべてのページにぎっしりとスケッチが描かれていてすごい熱量を感じます。どれを参考に展示されている絵が作成されたかは不明(￣▽￣)
＊＊＊ 永井秀男 ＊＊＊
《耐える人》が頭上で３体揺らめいています。男子の体操競技の鉄棒の雰囲気です。耐えてます(;’∀’) 顔はご本人を、体は理想の体型を模した作品だそうです。1体ずつ色を塗られて仕上げられているので、同じように見えて、すべて違う作品です。また同じタイトルの絵が３枚展示されています。展示が上下反転しているのかと思わせるような不安定な構図。耐える人・・・なるほどです。もう１点はその名の通り青い顔を人物像。
＊＊＊ 張騰遠 チャン テンユアン ＊＊＊
《I’m so good today》《Today is a good day》というタイトルの２作品です。鏡にタイトルとイラストが描かれています。床に落とした影が描かれたイラストを映し出す面白い作品になっています。この方の作品、好きですねえ。
＊＊＊ 上田佳奈 ＊＊＊
ネットから肖像権を持たない人の写真をアトランダムに多数収集し、それを使い、アクリルパネルの裏表にドット状のプリントを少しずつ重ねていくことで作品が作成されています。出来上がった作品は、不確かな人ととしての新たな作品となっています。遠くでみると、ビーズなどの光るものを使って作成されたものかと思うほどキラキラ輝いていて綺麗でした。見る方向で作品の感じが違います。アクリルパネルを数枚重ねた作品では、より奥行きが深くなり重厚感があります。また映像作品も展示されています。
＊＊＊ 小谷くるみ ＊＊＊
過去にご自身がインタビューで引用した出展元（作品の制作の参考にされた書類）の記事を背景に、貝殻や、石、押し花などが加えられた４作品が展示されています。時間によって変わりゆく物質の姿を画面にとどめたこれらの作品は、過ぎ去った一瞬を表現されているのでしょうか？
（2023年7月7日：一部記載内容が異なっていたことから修正をしております）
今回のグループ展、とても力作ぞろいで楽しいひと時を過ごさせていただきました。若手といわれていた作家さんたちもどんどん成長されているようで、今後がさらに楽しみです。次回はみなさん、個展かしら？(´∀｀*)ｳﾌﾌ
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Gallery Nomart （ギャラリーノマル）の紹介です！！
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