Contemporary Art・Art

ROLLING THE GREY MUDS OF DREAM

ROLLING THE GREY MUDS OF DREAM
会期:2023年6月16日~2023年7月29日
場所:Mtk Contemporary Art

名和晃平とブルノ・ボテラによる作品展に行ってきました。日本語訳は「平行線と超次元的ないきものたち」。同年代の二人は今回を「ドローイングにまつわる実験の場」として、個々の作品に加えて、共同で作製された新作が展示されています。

名和晃平( 1975年生まれ)は、京都を拠点に世界的に活躍する彫刻家で、セル(細胞・粒)という概念で独自の手法を掲げ、ビーズやプリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなどさまざまな素材を用いて作成された「PixCell」作品が有名ですが、今回はドローイングによる作品です。

一方のブルノ・ボテラ( 1976年生まれ)はフランスの現代美術家で、身体に介入するゆらぎの感覚を通じて、知覚探究を試みるアーティストで、意識下に潜む知覚を触発する作品を構想します。今回は脳波です。

会場の左右の壁に個々の作品が3点ずつ。そして中央奥にはプロッターが2段ベットのような構造物の上段に設置され、下段では人が入眠できるようにマットレスや毛布などがあります。このプロッターを使って作品が制作されています。現在進行形ですね( ´艸`)

その作成方法は、まず眠る前に指でドローイングを行い、その後脳波を測定するためのヘッドセットをつけて入眠。その脳波をペンのかわりに人間の指を模したシリコンキャストで、同じ紙にドローイングするというもの。日中と夜中の「指」が描きだすドローイング作品です。動きがスローなので、近づいて見ることをお勧めします。( ´艸`)

以前ギャラリーノマルで開催された🔗「Kohei Nawa Project vol.3 Cell」で名和さん独自のプロッターによるドローイング作品を見たんですが、今回はそのプロッターを使用したブルノ・ボテラの作品になります・・・っていうか、動いているので、作成中といった方がいいんでしょうねえ。

プロッターの実物、それも動いているものを見ることができ、今後の名和さんのドローイング作品を鑑賞する上でも、よかったと思います。

Postcard



作品リスト




解説


ギャラリー形式でアップします。最初の3点(リスト番号4,5,6)がブルノ作品、続いての3点(リスト番号8,9,10)が名和作品です。途中プロッターの作品(リスト番号7)を挟んで、最後の3点(リスト番号1,2,3)は共同作品になります。クリックすると大きな画像で表示されます。

 

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