すう識

日本近代洋画の巨匠
金山平三と同時代の画家たち
会期：2023年6月3日～2023年7月23日 
場所：兵庫県立美術館
主催：兵庫県立美術館、神戸新聞社
協賛：公益財団法人伊藤文化財団、一般財団法人みなと銀行文化振興財団
特別協力：公益財団法人日本教育公務員弘済会 兵庫支部

近代洋画にあまり関心がなかったので、どうしようか悩んでいたところ、7月11日～17日の期間で兵庫県内の多くの芸術文化施設が無料開放される「ひょうごプレミアム芸術デー」が開催されると知り、調べたところ、兵庫県立美術館も無料で鑑賞できると知り、行ってきました～～～　
無料だ～～～(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

今回の展覧会は神戸生まれの金山平三の個展になります。
彼は1909年、東京美術学校を首席で卒業後、約4年間の欧州滞在を経て文展、帝展で作品を発表、審査員を務めるなど第一線で活躍されました。1935年5月の帝国美術院改組問題より画壇から遠ざかったことに起因して「幻の画家」と評されたほか、雪を描いた名画を多く残したことで「雪の画家」とも呼ばれたそうです。

兵庫県立美術館では金山平三の作品をなんと500点以上所有しており、「金山平三記念室」があり常時20点ほどの作品が展示されています。

今回の個展では1900年代から1950年代までの作品が先輩や友人画家である柚木久太、新井完、須田国太郎らの作品とともに、
Ⅰ：センパイ、トモダチ
Ⅱ：壁画への道
Ⅲ：画家と身体－動きを追いかけて
Ⅳ：生命への眼差し
Ⅴ：列車を乗り継いでー風景画家の旅
の5つのテーマにわけて117点展示されています。

人物、生物、風景などを描き、風景画ではよく動物が描き込まれていたようです。《猫のいる風景》は見逃してしまいそうなぐらい小さな猫が絵の中にいます( ´∀｀ )　また風景画家で有名でしたが、お花も得意だったようで《菊》など細密に描き込まれたとても綺麗な花の絵も展示されていました。人物画は少なかったのですが、男性（ヌードを含む）の人物画が印象的でした。なんだろう・・女性よりも色っぽいわ(*´艸`*)

列車を乗り継いでのコーナーでは毎年同じ時候に決まった写生地を訪れた列車の旅を、絵画を展示するだけではなく、路線図を作って配布するなど工夫がありとても楽しめました。やるな～～県美！流石です。この旅で描かれた数々の風景画は日本の原風景を彷彿させます。会場でじっくり見ることをお勧めします。

行って良かった金山平三展でした。
今度から「金山平三記念室」もスルーせず、ちゃんと見て帰るようにします。(;’∀’)

flyer

金山平三と同時代の画家たち 作品リスト

金山平三と同時代の画家たち 鑑賞ガイド＆ワークシート
↑　これ、とても面白いです。対象はお子さんでしょうが、大人がやっても楽しめます！

金山平三と同時代の画家たち わしが利用した路線の図

 

ギャラリー形式で写真をアップします。各章がわかるようにⅠからⅤの説明分を途中にアップしています。クリックすると大きな画像で表示されます。

 

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