堀江美佳 | 木、水、そして光
会期：2023年9月7日～2023年11月1日
場所：艸居（Sokyo Gallery）
京セラ美術館から徒歩15分くらいでしょうか？三条京阪近くにある艸居ギャラリーに行ってきました。こちらのギャラリーでは陶器などの個展が多いのですが、今回は絵画です。
絵画といっても油彩ではなく、⾼級和紙の原料である雁⽪（がんぴ）で作製した手すき和紙に写真をサイアノタイプという方法でプリントし作製されています。サイアノタイプとは、 紙に感光液を塗って、紫外線（太陽光）に当ててプリントする技法で、感光液中の鉄Ⅲ塩が紫外線に反応し独特の青い濃淡が描かれます。⽇本語の「⻘写真」という単語の語源にもなっています。
キャンパスが和紙なので、表面がつるつるした印画紙とは違い、凹凸があることから、同じ写真作品であっても、どことなく風情や趣を感じる作品に仕上がっています。また様々な青い色で表現される作品は、落ち着きが感じられ、優しい気持ちになることができます。
作家の堀江美佳さんは1984年京都府生まれ。京都造形芸術大学情報デザインコースで写真とデザインを学んだ後、ロンドンのキングストン⼤学へ留学。2013年に帰国後⽯川県加賀市を拠点に活動されています。自然豊かな地で良質なアートを作成されているんですねえ。
今回はPostcardやflyerなどがありません。詳細は🔗艸居ギャラリー公式サイトでご確認願います。
ギャラリー形式で印象に残った作品の写真をアップします。クリックすると大きな画像で表示されます。ブログ内の資料や写真の無断転載は禁止です。ご注意下さい。
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