三沢厚彦展
会期:2023年11月3日~2023年12月24日
場所:AMMON KYOTO
協力:西村画廊
三沢厚彦さんは1961年京都生まれ京都育ちの日本を代表する現代彫刻家です。
1990年代に流木などを寄せ集めて作成された「コロイドトンプ」シリーズで注目を浴び、その後2000年より制作が開始された「ANIMALS」シリーズが高く評価されることとなり、全国の公立美術館にて展覧会が開催されています。
動物をモチーフに、クスノキの丸太から原寸大の彫刻を掘り出し、油絵具で彩色された作品群は、実在の動物以上により強烈な印象を見る人に与えます。近年ではユニコーンやキメラなど空想上の生き物をイメージした彫刻作品も制作されています。
たとえば、HAT神戸なぎさ公園内に展示されている原寸大のブロンズ製クマの彫刻作品「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」では、身体の色であるゴールドは太陽や海のキラキラした光をイメージしたもので、左手の傾きは六甲山の傾きを、右手は海の水平線をイメージしたもの。左目は空や海の青を、右目は六甲山の緑を映していると、動作や色一つをとっても様々な思いが込められています。
ギャラリー内には、熊や羽根のついたライオン、猫、などの彫刻や、小さいものだとヤモリ、一番大きいのはユニコーンが展示されていました。また彫刻のもととなった絵画も多く展示されており、比べながら作品を見るのも楽しい経験でした。
今後も日本各地で三沢さんの作品が見れる機会が増えていくのではないかと思っています。
当ブログではこちらで三沢さんの作品の紹介をしています。
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三沢厚彦展 作品解説
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