絶滅の先のハナシ
会場:MtK Contemporary Art
会期:2023年10月27日~2023年12月16日
MtKギャラリーでは、AKI INOMATA平子雄一、森本哲太のグループ展が開催中です。自然と現代社会の在り方について、三人三様、様々な技法で描いた、制作した作品が展示されています。
AKI INOMATAは東京都出身。人間以外の生物や自然との関係性から生まれるものを作品として表出してきました。今回は「ギャロップする南部馬」。レントゲン撮影された骸骨みたいなモノクロの馬が、ループ映像とプリント作品で展示されています。映像、写真ともにとても躍動感があります。
平子雄一は岡山出身。植物や自然と人間の共存について、またその関係性の中で浮上する曖昧さや疑問をテーマに制作されているとのこと。ギャラリー入り口にはフルーツの上に立つ木と人が一体化した彫刻が、ギャラリー内の一番奥には、人と自然が共存しているように感じる木彫の彫刻群。どこからか鳥の声が聞こえてきそうなやさしい雰囲気に包まれています。
森本哲太は大阪府出身。風景画や人物画を光の表現を使い、ありふれた街並みを劇的な世界へと変貌させる絵画を描いています。今回は道路わきや森の中に置かれ夜の自販機の作品が2点展示されています。単に自販機だけでなく、背景の月明りや夕暮れがとても素敵です。
展示作品数は8点と少ないながらも、見ごたえのある作品ばかりです。
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