Contemporary Art・Art

横尾忠則 ワーイ!★Y字路

横尾忠則 ワーイ!★Y字路
会期:2024年1月27日~2024年5月6日
会場:横尾忠則現代美術館
主催:横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)、読売新聞社
協力:ホテルオークラ神戸

待ちに待ったY字路展にいってきました。もちろん、初日~~~~~~!!
今回は4階で同時開催中のYokoo Tadanori Collection Gallery 2023 Part2 「風景考」を先に見てから、順に階下へと進む順路です。Y字路作品を早く見たい気持ちを抑えて、言われたようにまずは4階から(;’∀’) こちらでは横尾さんのコレクションのなかからマン・レイやキリコ、ダリ、デイヴィット・ホックニーらの「風景」に関連した作品が展示されています。総展示作品数は13点と少数ですが、巨匠ばかりの作品で見ごたえがありました。

さて、いよいよ3階へ。Y字路ワールド~~~!!! いや~~~~、ほんとうにワーイ!!ワーーーイ!!!です。ほぼすべての作品がY字路です。それも大作ばかり!!! 展示作品数は69点といつもに比べると少ないのですが、Y字路にどっぷりと浸れ、もうね、感動しかなかったです( ;∀;)

一番印象に残ったのはやはり《暗夜行路 N市》シリーズでした。N市とは西脇市のこと。横尾さんの生誕の地、Y字路作品の原点ですね。Y字路作品は、横尾さんが西脇で夜の三叉路をストロボ撮影したところ、見慣れた景色が、全く違った風景として現れたことから、インスピレーションを受け、作成に着手されたそうです。なので一番最初の2000年に作成された《暗夜行路 N市》は夜ばかりなんですね。5作品がずらっと並んで展示されていて、圧巻です。近寄って見るもよし、遠くから眺めるもよし!!(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

昨年「Y字路」シリーズが好きすぎて、作品に登場する場所を見るため、西脇市周辺を散策してきました。やっぱり実物を見ているので、作品を見るとワクワクしちゃいます。逆もしかりです。「横尾忠則 Y字路・記憶の地」🔗と題してこちらのブログでも紹介しています。よかったら読んで見てください。

他には、タカラジェンヌが登場したり、岡本太郎の作品が描き込まれてたり、十和田湖周辺や、彫刻の森美術館にあるピカソ館周辺(こちらは撮影禁止でした)などが描かれたりと、様々なバリエーションのY字路作品があったり、また同じY字路でも昼夜で光の表現が異なる作品や、カラフルな色彩であふれるY字路、複写されたように似通った作品もあり、見ていてとても楽しかったです。途中にあるユトリロ、キリコ、マグリットの模写作品は、Y字路ではない作品ですが、Y字になるよう作品を展示するというこだわりです!こちらの学芸員やスタッフの皆様、ほんとうに毎回手をかえ品をかえ、いかに横尾作品を見る人に楽しんでもらおうと努力されているかがよくわかる展示です。

2階のメイン会場横にある小部屋では、《海の見えるY字路》という作品が展示されています。この作品は映画『妻は薔薇のように 家族はつらいよⅢ』(山田洋二監督 2018年公開)の映画の冒頭に流れる登場人物たちが暮らす家の実写へと繋がるオープニングに使われたもので、横尾さんが絵を描いては写真撮影、また書き足しては撮影しと、100カット以上の写真から構成されているそうです。映画のタイトルも横尾さんの手書きで、その様子が動画で紹介されています。3分ほどの動画ですが、とても見ごたえがあります。忘れずに見てきてくださいね!

そんなこんなで、5月まで開催しているので、もう1回行っちゃう予定です。図録は2月中には発売予定とか?今回は図録買っちゃうよ~~~~!!( ´艸`) 4月くらいがいいかなあ??(´∀`*)ウフフ 

flyer


作品リスト


ギャラリー形式で印象に残った作品をアップします。クリックすると大きな画像で表示されます。ブログ内の資料や写真の無断転載は禁止です。ご注意下さい。今回は好きすぎてなかなか写真を選ぶのが大変でした。まだまだ紹介していない素敵な作品があるので、ぜひ会場でご覧になってくださいね。



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