Contemporary Art・Art

元永定正のドキュメンテーション

元永定正のドキュメンテーション
会期:2022年09月10日~2022年10月10日
場所:宝塚市立文化芸術センター 2階メインギャラリー
主催:宝塚市立文化芸術センター(指定管理者:宝塚みらい創造ファクトリー)
後援:神戸新聞社

元永忠正といえば、兵庫県立美術館で2022年1月22日~7月3日まで開催されたコレクション展Ⅰ|小企画 元永定正展でとてもワクワクする楽しい絵画を拝見したばかり。今年は生誕100年ということもあり、視点や展示方法などを工夫して各地で展覧会が開催されているようです。今回はドキュメンテーションと銘打ち、元永忠正とはどういった人物だったのか?どういう人生だったのかを、アトリエに残る写真やメモ書き、絵画、資料などで読み解く展示になっています。会場の入り口はさながらタイムマシンのようです。写真は撮影した時点ですでに過去というコメントにとても納得しながら展示作品を見て回りました。大きな絵画は3点のみと少なく、個展とは全く違う感じです。展覧会ではめったに見ない多くの名刺が展示されていたこと。そこに記載されている住所で彼がどの地域で活動されていたかよくわかり面白かったです。(´∀`*)ウフフ

当初は漫画家になりたかったそうですが、いつしか画家へ。絵筆を使わず、薄く溶いた絵具を流す作品を発表。しかし、ただ流すのではなく、方向や流れ方をコントロールされていたというからすごいです。( ゚д゚)ウム また、作品に小石を付着さるなど(←会場に展示されています)物質的な絵画発表。その後ニューヨークで、アクリル絵具によるエアブラシを使った技法を習得し、作品に明確な輪郭が生まれます。とても色合いが美しく、ポップな印象を受ける作品が多く、絵本や雑誌の表紙などを飾ったり、触って楽しめるアート作品として広場に設置されたりと、アーティストとしての枠の範囲がとてつもなく広く、すごい人だったんだなあと思いました。

チケットブース前には本人の大型写真があり、撮影スポットだそうです。スタッフさんが撮影してくださったんですが、しっかした体形のイケメンさんでびっくり( ゚Д゚)でした。会場の最後に奥様が、子供の頃からの亡くなるまでの活動を語られた映像が流れていたんですが(30分くらいあったかな?)それを見てから展示物をみるともっとよく元永定正という人が理解できたかも? 映像の中で、元永さんは子供の描く絵は綺麗に描けたら100点ではないんだとおっしゃっていたのが印象的でした。自分の子供に絵を描かし気に入れば100円で買ってくれたという娘さんのエピソードは微笑ましくもあり、子供の絵画に対する教育ってこうでないとダメなんだなあって考えさせられました。ちなみに、私はこの映像をみてから、もう一度展示室の最初に戻ってみて回りました・・・会場をうろつく変な奴です・・・(*´σー`)

今回は大型作品は3作品しかなかったんですが、写真撮影は禁止。残念でしたが自身のブログの「た・び・て・ん & 元永定正展」で数点作品をアップしています。また、触って楽しめるアート作品「空・あめがぜてんき」「海・あめがぜてんき」の2作品は「西宮浜アート散歩」で、「ぽん ぽん ぽん(あかぽんぽん しろぽんぽん)」は「MUSEUM ROAD」内の灘のファニチャーアート紹介しています。よかったら見てください。そうそう、西宮大谷記念美術館のお庭にも数点、触われる作品が展示されています。お庭は無料で観覧できるので、お近くに行かれた際は、ちょこっと立ち寄ってみてはいかがでしょう?(´∀`*)

flyer なんと今回は4枚もありました。その4枚を集める1枚のポスターになります!!( ゚Д゚)!!



          4枚並べるとこんな感じなります。オシャレですねえ。

作品リスト



ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。

 

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