「適塾の集い」バスツアー
森村泰昌さんがバスガイドとなって新作「適塾の集い」を鑑賞するバスツアーに行ってました。
森村泰昌さんは、日本の現代アーティストで、世界各地で活躍されています。今回、彼の初のパブリックアート「緒方洪庵と適塾の集い」が、大阪大学中之島センターに展示されたことから、もりみん（モリムラ＠ミュージアム友の会）でバスツアーが企画されました。
＊＊ ツアー内容 ＊＊
森村泰昌さんの私設美術館であるモリムラ＠ミュージアム（M@M）で、ご本人からお話を聴講し、その後今回の作品のメイキング映像（なんと初公開だそうです！）をm＠mにて鑑賞。
そしていよいよバスにてロケ地となった「適塾」へ。森村さんが撮影秘話を、スタッフの方が適塾のお話を詳しくして下さいました。わかりやすくてとても楽しいお話ばかり。もっと聞いていたかったです。「適塾」前にある「除痘館記念資料室」も見学し、再びバスに乗車して、中之島の大阪大学中之島センターへ。そちらで今回の作品である「適塾の集い」を森村さんの詳しい解説付き（←作品に対して鼻高さんになっちゃうようなお話ばかりで感激でした！）で鑑賞した後、全員で記念撮影し解散となりました。
＊＊ ちょっとだけ作品秘話？( ´艸｀) ＊＊
パブリックアートが展示される場所から、精神的源流として、「懐徳堂」（今は石碑だけ残っているそうですが、こちらは江戸時代中期に大坂の商人たちが設立した学問所。戦火で焼失し、現在は大阪大学文学部が継承しているとされています。）と、大阪大学の原点ともいえる「適塾」の2つがあがり、メモリアルを設定することにし、今回の作品になったそうです。
大阪大学中之島センターで展示されている作品は、3枚で1つの作品となっており、左右に森村さん扮する緒方洪庵とその妻八重を配置し、中央の作品「適塾の集い」は15名の登場人物で構成されています。正面右手前が森村さん扮する緒方洪庵。学生役7名は現役の阪大生がそれぞれ特徴的なものを手にもって扮しています。
その様子を廊下から見つめる子供たち、右手奥の3名は黒い服、左手奥の4名はカラーの服。偶然だったそうですが、コントラストとしてとてもよかったと話しておられました。
過去、現在、未来を1つの画面にぎゅっと凝縮して仕上げたと言われていました。
人物の配置は、自身が扮して作品に仕上げレンブラントの『テュルプ博士の解剖学講義』を参考にされたそうです。「適塾の集い」に登場人物している人とその配置については、↓にPDFでアップした「適塾の集い登場人物参考資料」をご覧になってください。実は以外な人が混じっているんですよ(∀｀*ゞ)
「適塾」で実際に撮影が行われたのは12月26日。1階の書斎と中庭をはさんだ廊下が使われました。暖房設備などないことからすごく寒くて、子供さんはじめ参加された阪大の学生さん、スタッフの皆さん、本当に大変だったそうです。（アップした写真を参考にご覧ください）。皆様お疲れ様でした。でもいい記念になりますよねえ。うらやましい限りです。いいな～～～～ (´∀｀*)ｳﾌﾌ
なお「適塾の集い」は以前こちらのブログでも紹介しています。
🔗「適塾の集い」
そしてそして、解散後も写真撮影やサインに気さくに応じて下さる森村さんの人柄にますます心が熱くなり、ツアー中いろいろと気遣いをしてくださったもりみんのスタッフの皆様に本当に感謝、感謝です。来年も友の会、更新します！！年会費がちょっとお高い(;’∀’)(;’∀’)(;’∀’)
適塾の集い登場人物参考資料（ツアー当日（M@M）で配布）
もりみん友の会
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。
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