黒宮 菜菜:たまのうつわ
会期:2023年12月23日~2024年1月27日
会場:Gallery Nomart ギャラリーノマル
昨年から始まっていた黒宮菜菜さんの個展にやっと行けました。年末年始は忙しいのです( ;∀;) 2023年の12月から尼崎のA-LABで開催中の「たましいのかたち Soul Form」も同時開催中です。なかなか珍しいですよねえ。
ギャラリー入口にいつもたなびいているバナーフラッグ、いつもは開催中の作家&タイトル&作品などが印刷されているのですが、今回は違っていました。ギャラリーの方に質問したところ、今年からはシーズンごとに(たぶん年4回かしら?)取り換えることになったそうです。ちょっと残念。
さて、ギャラリー内では、黒宮さんがずっと取り組んでおられる目には見えないもの、生死感をどのように具体化し表現するか、その模索した作品が展示されています。2回目の個展となる今回もテーマは同じですが、全体的により繊細になったような気がします。
ALABでの「たましいのかたち Soul Form」の展示と類似する作品ではありますが、ノマルで展示されているものはすべて2023年に作成されたもので、会場で筆入れをされて完成されたものもあるそうです。近寄ると絵具の香りがするものもありました。キャンパスに絵の上に蜜蝋とともに埋め込まれた植物が絵画にすぎゆく季節を感じさせます。またエッチングのように削って仕上げる作品もあり、こちらは削る角度や深さで色が違って見えます。蜜蝋を使った顔や頭部の小型粘土彫刻も6点展示されていました。
が、が、ギャラリーノマルではこれだけではなく、版画をお得意とするノマルとコラボした版画シリーズが展示されています!!シルクスクリーンやインクジェットに黒宮菜菜さんの世界観を落とし込んだ3作品は、植物が埋め込まれたりしていないにも関わらず、立体感を感じる不思議な作品に仕上がっています。作家さんにとっても新たな挑戦だそうで、会場でじっくりご覧になってみてください。
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黒宮菜菜 たましいのかたち Soul Form 🔗
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作家コメント
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